お気に入りのワイヤーアクセサリーが、いつの間にか黒っぽくくすんでいた…という経験はありませんか。ワイヤーの変色は、素材の性質と保管のしかたで大きく変わります。ここでは、ワイヤーが変色する理由と、素材ごとの防ぎ方、変色してしまったときのお手入れ方法をまとめました。
ワイヤーが変色する主な理由
- 空気中の硫黄や湿気:銀や銅は、空気中のわずかな硫黄成分や湿気と反応して、表面が黒っぽく、または茶色っぽく変わります。
- 汗や皮脂:肌に触れたまま長く置いておくと、汗や皮脂の成分で変色が進みやすくなります。
- 香水・化粧品・温泉:香水やヘアスプレー、温泉の成分(硫黄)は、銀を一気に黒くすることがあります。
- 表面のコーティングのはがれ:色付きのワイヤーは、工具の傷やこすれでコーティングがはがれると、そこから下の金属の色が出てきます。
素材別の変色しやすさと対策
| ワイヤー | 変色のしやすさ | 主な対策 |
|---|---|---|
| 14KGF(ゴールドフィルド) | しにくい | 使ったあとに乾いた布で拭く |
| ステンレス | ほとんどしない | 使ったあとに乾いた布で拭く |
| シルバーフィルド・シルバー925 | 黒ずみやすい | チャック付きの袋で空気を遮断して保管 |
| アーティスティックワイヤー | しにくい(傷からはがれることがある) | こすれや傷を避ける。磨き剤は使わない |
| 銅・真鍮(コーティングなし) | 変色しやすい | 風合いとして楽しむか、こまめに磨く |
それぞれのワイヤーの特徴は、ワイヤーアクセサリーに使うワイヤーの種類で詳しくご紹介しています。
変色を防ぐ毎日のひと手間
- 外したら乾いた布で拭く:汗や皮脂を残さないことが、いちばんの変色対策です。ジュエリー用のクロスや、メガネ拭きのようなやわらかい布を使いましょう。
- 空気に触れにくくして保管する:チャック付きの小さな袋に入れて空気を抜いておくと、銀の黒ずみを大きく防げます。
- 湿気の少ない場所に置く:洗面所やお風呂場の近くは避けましょう。
- 身につける順番は「最後に」:香水やヘアスプレー、化粧品を使い終わってから、アクセサリーをつけます。
- 温泉・プール・海では外す:温泉の硫黄や、プールの塩素、海水は、ワイヤーにも天然石にも負担になります。
変色してしまったときのお手入れ
シルバーフィルド・シルバー925
シルバー用の磨きクロスで、ワイヤーの表面をやさしく磨くと輝きが戻ります。ただし、ワイヤーを巻いた部分や重なった隙間は、クロスが届かず磨けないことがほとんどです。黒ずみがひどいときは、シルバー用のクリーナーを使う方法もありますが、液につけるタイプは天然石を傷めることがあるので、石が付いたままのアクセサリーには使わないようにしましょう。
14KGF(ゴールドフィルド)
くすみが気になるときは、やわらかい布で乾拭きします。汚れがひどいときは、ゴールド用のクロスで軽く磨きます。表面の金の層を削りすぎないよう、強くこすらないのがポイントです。
アーティスティックワイヤー(色付きワイヤー)
研磨剤の入ったクロスやクリーナーは、表面のコーティングをはがしてしまうので使いません。乾いたやわらかい布で、ほこりや皮脂を拭き取る程度にしましょう。
天然石にも気をつけて:アクセサリーを磨くときは、石に磨き剤やクリーナーが付かないよう注意します。石によって、水や熱、酸に弱いものがあります。石ごとのお手入れ方法は、天然石・パワーストーン事典の各ページでご紹介しています。
まとめ
- 外したら乾いた布で拭き、チャック付きの袋で保管する
- 香水や化粧品のあとにつけ、お風呂や温泉、プールでは外す
- ワイヤーの隙間は磨けないことが多いので、黒ずませない保管がいちばん大切
- 変色しにくいのは14KGFとステンレス
- 色付きワイヤーには、研磨剤を使わない