丸玉やしずく形など、穴の開いた天然石ビーズは、ワイヤーアクセサリーづくりのいちばんの入口です。穴の開いたビーズをワイヤーでつないだり、ぶら下げたりするときに欠かせないのが「めがね留め(メガネ留め)」という技法。ここでは、天然石ビーズをワイヤーで留める基本の方法と、きれいに仕上げるコツ、めがね留めで作れるアクセサリーをご紹介します。
穴の開いていない石の留め方は、穴なし天然石をアクセサリーにする方法で詳しくご紹介しています。
めがね留めとは
めがね留めは、ワイヤーの先で小さな輪を作り、その根元にワイヤーを巻き付けて留める方法です。輪の形がめがねのつるに似ていることから、この名前で呼ばれています。
- 輪がほどけにくい:輪の根元を巻き付けて閉じるので、引っぱっても開きにくく丈夫です。
- ビーズをつなぐ・ぶら下げる、どちらにも使える:ビーズの両側をめがね留めにすれば、パーツ同士をつないでいけます。
- ワイヤーアクセサリーの基本が詰まっている:平やっとこ・丸やっとこ・ニッパーの使い方、ワイヤーを曲げる・巻き付ける手の動き、切り口の処理など、ほかの作品にも生きる基本が身につきます。
用意するもの
| 道具・材料 | 使い方・選び方 |
|---|---|
| 丸やっとこ | 先が丸い工具。ワイヤーを巻き付けて、輪を作るときに使います。 |
| 平やっとこ | 先が平らな工具。ワイヤーを直角に曲げたり、押さえたりするときに使います。 |
| ニッパー | ワイヤーを切る工具。切り口が平らになるものがおすすめです。 |
| ワイヤー | はじめは0.4〜0.6mm(26〜22ゲージ)くらいが扱いやすい太さです。ビーズの穴に通るか確認しましょう。 |
| 天然石ビーズ | 4〜10mmくらいがおすすめ。はじめは6mmが、作りやすさと見た目のバランスがよい大きさです。 |
工具の選び方はワイヤーアクセサリー制作に使う工具の紹介、ワイヤーの太さはワイヤーの太さの選び方(ゲージとmmの早見表)もあわせてご覧ください。
めがね留めの基本の流れ
- ワイヤーを直角に曲げる:巻き付ける分の長さを残して、平やっとこでワイヤーを直角に曲げます。
- 丸やっとこで輪を作る:曲げた部分を丸やっとこではさみ、ワイヤーを工具に沿わせて回し、小さな輪を作ります。
- 根元に巻き付ける:輪を押さえながら、余ったワイヤーを輪の根元に2〜3回、すき間なく巻き付けます。
- 余分を切って、切り口を整える:余ったワイヤーをニッパーで切り、切り口が飛び出さないよう平やっとこで軽く押さえます。
- ビーズを通して、反対側も同じように:ビーズを通したら、反対側も同じようにめがね留めにします。
文章だけではわかりにくい手の動きや力加減は、実際に手を動かしながら覚えるのがいちばんの近道です。
きれいに仕上げる4つのコツ
1. 輪の大きさをそろえる
丸やっとこのどの位置で輪を作るかで、輪の大きさが変わります。いつも同じ位置で作ると、パーツをいくつも作ったときに大きさがそろい、仕上がりがきれいになります。
2. 巻き付けはすき間なく、そろえて
巻き付けたワイヤーにすき間や重なりがあると、見た目が乱れるだけでなく、ぐらつきの原因にもなります。一巻きずつ、前の巻きに沿わせるように巻きましょう。
3. 切り口を処理する
切ったワイヤーの先が飛び出していると、肌や服に引っかかります。最後に平やっとこで軽く押さえて、切り口をなじませるのが大切なポイントです。
4. ワイヤーを強くはさみすぎない
工具で強くはさむと、ワイヤーに傷やへこみがつきます。はじめは、練習しやすいアーティスティックワイヤーで何度か試してから、本番に進むのがおすすめです。
よくあるつまずきと直し方
| つまずき | よくある原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 輪がゆがむ・中心からずれる | 曲げる角度が浅い、輪を作る位置がずれている | 最初の直角をしっかり作り、輪の中心が軸のまっすぐ上に来るよう整える |
| 巻き付けがそろわない | ワイヤーを引く方向が毎回ちがう | 巻く方向を一定にし、前の巻きに沿わせる |
| 切り口が引っかかる | 切った先が浮いている | 平やっとこで切り口を押さえ、巻きになじませる |
| ビーズがぐらつく | ビーズと巻き付けのあいだにすき間がある | 巻き付けをビーズのきわまで寄せる |
めがね留めで作れるアクセサリー
- 一粒ピアス・イヤリング:めがね留めを1回使うだけで作れる、いちばんシンプルな作品。はじめての一作におすすめです。
- 天然石をつなぐブレスレット:ビーズの両側をめがね留めにして、ひとつずつつないでいきます。同じパーツを繰り返し作るので、めがね留めが上達します。
- 揺れるチャームのネックレス:いくつかのビーズをめがね留めでパーツにして、ひとつにまとめた揺れるチャーム。色の組み合わせで個性が出せます。
どの石を選べばよいか迷ったら、ワイヤーアクセサリーにする天然石の選び方や、天然石・パワーストーン事典も参考にしてください。
まとめ
- 穴の開いた天然石ビーズは「めがね留め」でつなぐ・ぶら下げる
- 道具は丸やっとこ・平やっとこ・ニッパーの3つ
- はじめは0.4〜0.6mmのワイヤーと、6mmくらいのビーズが作りやすい
- 輪の大きさ・巻き付け・切り口の処理を意識すると、仕上がりがきれいになる
めがね留めを、教室でていねいに
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